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「LEAF AND SOIL」平井もとみ – ”愛たっぷりグラノーラ”で、地球に笑顔を

<基本情報>
氏名:平井もとみ(Motomi Hirai) 
活動拠点:湘南エリア
職業/活動:「LEAF AND SOIL」代表
インスタグラム:@leafandsoilbymotomi
関連HP:「LEAF AND SOIL」

■More about 平井もとみ
2020年より、素材にこだわったグラノーラをメインプロダクトに持つ「LEAF AND SOIL」をスタート。<モノを売る>ことはツールという過程で、誰もが必要な「衣食住」を通して、物事のバックグラウンドを含めたストーリーを発信していくことを目指している。また地元・湘南では、オーガニック野菜を使用したプラントベースのPOP UPイベントを不定期で開催。使用している野菜は、できる限り生産者と直接携わった厳選素材を使用している。

「LEAF AND SOIL」のグラノーラ

子どもの頃の夢を教えてください。

これになりたい!と、強く夢見たものが殆どないんですよね。当時は“今やりたいこと”に夢中だったので、外で思い切り遊んだり、中学生になってからは地元の海でサーフィンを始めたりと、毎日を全力で過ごしていました。

強いていうならば、今の活動にも通ずる<地球環境>に興味を持ったのは、このサーフィンがきっかけ。毎日拾っても拾っても消えないビーチのゴミを見て、子供ながらにすごく疑問に感じたからです。その後、大学に入学した私は、自分の専攻ではないにも関わらず、奇跡的に文化人類学と環境学の恩師と出会い、導かれるようにしてこの分野を深めていくことになったのでした。

・現在の仕事/活動を始めたきっかけは?

「衣食住」というどこにいても誰にとってもベースとなる部分で、私がどのように自然と共に共存していきたいかと問い始めたことがきっかけでした。

<何故グラノーラだったのか>というのは、非常に単純な理由で、当時付き合っていたパートナーが、私の作ったグラノーラを「美味しい!」って言ってくれたから。単純なのですが、これってとってもシンプルで、無理なく自然と続けられることだったのです。好きな人に喜んでもらえるものって、やはり特別ですし、自分の得意なものを活かして、周りの人が喜んでくれるものを届けることができたらお互いに心地いいな、と。それからグラノーラは、半年は持つし、崩れにくく、どこにでも気兼ねなく持ち運べる食べ物という点でも非常に気に入っています。

・仕事/活動におけるインスピレーションは、普段どのように得ていますか

自分が行ってみたいとか、会ってみたいと思える人がいる場所にちゃんと足を運び、感じること。シンプルなことのように聞こえますが、実はこれ私の中で常に大事にしてきていること。この一生涯で出会える人、訪れることができる場所はそんなに多くはない。だからこそとても大切。最近では、私が一番気になっていた菜食を取り入れている方のイベントへ参加できて、非常に良い刺激を受けました。

仕事/活動を通して、最も嬉しいと感じる瞬間を教えてください。

“ありがとう”と言っていただける瞬間。その度に、私の方も感謝で胸が一杯になって、“こちらこそ、ありがとう”って毎回思っています。

人生の中で<お金>とはどんな価値を持ちますか。

生活には確かに必要なものですが、<お金そのもの>自体に価値はないと感じています。

そしてお金は、世の中を動かす<循環>の一部なので、その使い道もすごく重要ですよね。自分が得たお金を一体“誰に”、そして“どこへ”渡すのか。バトンをどう受け取り、自分のエッセンスを加えて、どこにパスするか。私の場合は、自分が本当に応援したいと思える人や場所へ、感謝の気持ちを込めてお支払いすることも大切にしています。

・あなたが考える<サステナブル>の定義を教えてください。

「今自分が出来る、ベストなチョイスをすること。」これは日々アップデートされることだし、もし違ったなってチョイスを後から思ったとしても、次また別のチョイスをすればいい。

私たちがどんなに頑張っても、人間って地球の資源を使わなければ生きられない生物なので、“いただいている”という気持ちを忘れずに、少しでも自然環境の負担にならない選択をすることが、私たちが出来るサステナブルなあり方だと考えています。

例えば、鉛筆一本買うのにも、より環境に優しい方を選ぶとか。新しいもの買う前に、セカンドハンドのものを検討するとか。ウォーターボトルのお水がなくなってしまったら、ペットボトルを買う前に、リフィル出来るところまで歩くとか。日常で出来るエコなことって、実は沢山あったりするんですよ。トライする前に、やらない理由を探してはだめと自分自身にリマインドしています。

同時に今の世の中は、CSRとかSDGsといった言葉だけが、トレンドのように一人歩きしている状態にも、すごく違和感を感じています。表向きだけではなく、本当に“地球の裏側”まで考えている組織や団体って、実際どれ位いるのかなって。けれど、こんな時代だからこそ、私は「物事の本質を自分の心で感じて見極める」良いタイミングだとも思うのです。今までもこれからも、私は本気でこの地球と向き合っている人たちを、心から応援していきたいです。

プラントベースによる、夏至の野外イベント

•これからの世界に、もっと必要だと思うことは何ですか?

人類が、今起きている変化をもっと楽しむこと。自分たちがしてきたことが、今カタチとなって現れているだけだから。環境の変化はもちろん、心情の変化だって、生きている限り続くので、それを楽しむ余裕を持ちながら、味わい尽くせば良いのではないでしょうか。 

<We want to know more abou you…!>

・ご自身の一番好きなところを教えてください。

良いことも、悪いことも、心情の変化をそのまま受け入れること!

・日々大切にしているセルフラブの習慣を教えてください。

今、“自分がやりたい”と思うことを、自由にさせてあげる時間を設けること。“ルールをもたず”に直感的に過ごせる時間が、私にとってのセルフラブです。

あなたの人生の中で、“恵まれている”と感じることは何ですか。

素敵な人たちに囲まれていること。決して母数が多いわけではないけれど、小さい頃から過ごしてきた友人たちは、それぞれが素晴らしいタレントとハートの持ち主で、私の人生に必要な要素がギュッと凝縮されている感覚があるんです。だからこそ、そこから広がる新しい縁にも、出会う前から絶大な信頼を置いていて。実際に、友人たちが広げてくれた輪は、素敵なものばかりですし、どんどん“繋がっていく”という感覚を覚えています。

・時間が残り1年だったとしたら何をしたいですか。

きっと、今と変わらない生活をしていると思います。先程のセルフラブの話にも通じますが、どんな時でも“自分が”良いな”と思う事にエネルギーを注いで、私のベストを尽くしたいです。

・これまでの失敗や挫折がもたらした、一番の教訓は何ですか

どんなに失敗しても、自分が信じたものをやり続けること。信念を貫き通すこと。それは時に孤独を感じることもあるけれど、絶対に“救いの手”は差し出されるから。その頑張りを見てくれる人は、絶対にいるって思うんです。

・次世代の子どもたちに伝えたいメッセージを教えてください。

生きたいように、生きてほしい!本当に、ただそれだけです。